乗車時のめまい・不快感の改善

交通手段による不快感からの解放

長年、車や電車に乗ると発生する不快感、吐き気、めまい、動悸に悩まされていた42歳の女性患者様の改善の旅をご紹介します。この症状は、単なる移動の不便さを超え、日常生活に大きな影響を及ぼしており、最終的には仕事にも影響を与えるほどでした。しかし、当院での治療を経て、彼女の生活は大きく変わりました。

長年の苦悩と治療の試み

この患者様は、10年前から車や電車に乗るとすぐに不快感、吐き気、めまい、動悸が発生し始め、8年前からは電車の発車前から症状が発現するようになりました。そのため、6年前からは移動手段を自転車に切り替えましたが、自転車でも同様の症状が出るようになってしまいました。内科や耳鼻科、心療内科を受診し、一時的には症状が改善されたものの、忙しくなった仕事が原因で再発し、症状は以前よりも悪化してしまいました。

当院での治療とその効果

当院での5回の治療後、患者様は顕著な改善を経験しました。特に、初回治療後の帰り道に電車に乗った際、以前のような症状が一切起きなかったのです。1ヶ月間に11回の電車乗車で、わずか3回だけ軽い症状が発生したのみで、自転車に関しては、3回目の治療以降は1時間乗っても全く症状が出なくなりました。この変化に、「数回の治療で夢みたい」と喜びを感じています。

生活全般へのポジティブな影響

治療は交通手段による不快感だけでなく、患者様の生活全般にポジティブな影響をもたらしました。以前は起床時に体が重だるく、起きるのに20～60分もかかっていましたが、1回の治療で翌朝からは10分で起きることができるようになりました。また、入眠までの時間が短縮され、より深い眠りを得ることができるようになりました。これらの改善により、患者様はH22年1月下旬に復職する予定です。

この症例から、長年にわたる交通手段に関連する不快感やその他の症状も、適切な治療によって大きく改善される可能性があることがわかります。当院では、患者様一人ひとりの症状に合わせた治療を提供し、より良い生活の質を取り戻すお手伝いをしています。