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線維筋痛症の患者様の症例紹介

線維筋痛症は、全身にわたる痛みや疲労感、睡眠障害など多様な症状を引き起こす慢性の病態です。ここでは、二人の女性患者様の症例を通して、線維筋痛症の治療前の状態と治療後の変化について詳しくご紹介します。

症例1: 30歳 女性(発症から2年)

治療前の状況

この患者様は15歳頃から肩こりを経験しており、20歳でパソコン業務を始めて以降、症状が悪化しました。28歳の夏には転倒により大きな衝撃を受け、その後腰痛が始まり、日常生活に大きな支障をきたすほどになりました。やがて、左右の太ももにも痛みと張りが広がり、29歳には睡眠障害とうつ状態にも悩まされるようになりました。その後、線維筋痛症と診断され、トリガーポイント注射を含む様々な治療を受けましたが、症状は一進一退の状態でした。

当院での治療後の経過

当院での18日間にわたる4回の治療を受けた後、患者様は顕著な改善を見せました。特に後頸部の痛みは左側がほとんど気にならない程度に軽減し、右側も40%の改善を示しました。太ももの痛みは昼間はほとんど感じなくなり、生理前に特にひどかった痛みも半減しました。背中と腰の痛みも40%減少し、肩こりも大幅に楽になりました。入眠後のお尻と大腿後側の痛みも、治療後は大きく減少しました。

症例2: 39歳 女性(発症から12年)

発症から12年間の経過

この患者様も以前から肩こりと腰痛に悩まされており、27歳頃から左お尻と太ももの境目に不快感を感じ始めました。34歳頃には左太ももの付け根に痛みが生じ、様々な検査を受けましたが、原因は特定されませんでした。その後、痛みは広がり続け、さまざまな治療を試みましたが、ほとんど改善されませんでした。36歳の時、痛みのある筋肉に直接ブロック注射を受け、ある程度の効果を得ました。

当院での初回治療時点での症状

初回治療時、右肩甲骨上部の痛み、左お尻のヒリヒリ感、太ももから膝にかけての痛み、疲労や長時間の歩行後の脇腹の痛み、服を脱ぐ動作時の右肩の痛み、そして髪の毛で頸が熱くなると顔がほてる症状に悩まされていました。

その後の経過

30日間で6回の治療を受けた後、痛みは大幅に軽減しました。特に右肩甲骨上部の痛みは、パソコン作業中でも筋肉が固まる感覚がなくなり、通常の肩こりのような感じになりました。左お尻と太ももの痛みは完全になくなり、疲労や長時間の歩行による脇腹の痛みも解消しました。服を脱ぐ動作時の右肩の痛みもなくなり、頸が熱くなると顔がほてる症状も治療後は全くなくなりました。

これらの症例を通して、線維筋痛症の患者様が直面する様々な症状と、それらに対する当院での治療がもたらす改善効果をご理解いただければと思います。線維筋痛症は個々の患者様ごとに症状が異なるため、治療もまた患者様一人ひとりに合わせて最適化する必要があります。

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