当院の治療の根本的な考え方

当院では、「病気や症状」という現れた「現象（現実）」にとらわれることなく、それを引き起こしている「全身の治るシステムの歪み（真実）」を見つけ出し、その根本的な治療を目指しています。患者様が訴える症状や病気は、まるで植物の幹や茎、葉に現れる病のようなものであり、現代医療の進歩による治療も確かに重要です。しかし、目に見えない「土」、つまり全身の治るシステムの健康にも目を向けることが大切です。

全身の治るシステムの理解

病気や症状の背後にある「全身の治るシステム」には、栄養、意識、感情、心、脳神経系、免疫系、ホルモン系など、多岐にわたる要素が関係しています。これらのシステムは、体内のエネルギーの流れ、血液循環、水のバランス、寒熱のバランス、筋肉の状態、脊柱のカーブ、常在菌の状態など、体のあらゆる側面に影響を及ぼしています。当院では、これらの全身の治るシステムの構造と機能を理解し、患者様の病気や症状に関わる機能異常を特定し、治療を行います。

治療法の選択

当院での治療法には、漢方や鍼灸、理学診療などが含まれます。これらの治療法は、全身の治るシステムに働きかけ、体の自然な治癒力を高めることを目的としています。問診を通じて、患者様の病気や症状に対して全身の治るシステムのどの部分に異常があるのかを解明し、その人の弱点や自宅でできる健康法についても指導しています。

西洋医学と東洋医学の違い

西洋医学が病気や症状に直接作用する治療法であるのに対し、東洋医学は全身の治るシステムに作用する治療法です。東洋医学のアプローチは、体の防御力を高め、病気を予防することに重点を置いています。当院では、このような東洋医学の考え方を取り入れつつ、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療を提供しています。

当院では、患者様の病気や症状を単なる「現象」として捉えるのではなく、その背後にある「全身の治るシステムの歪み」を理解し、根本的な治療を目指しています。全身の治るシステムに焦点を当てることで、患者様の健康を全面的にサポートしていきます。